歯の痛み、歯ぐきの腫れ、古い治療のトラブルなど皆様のお口に起こる問題は様々ですが、元をたどればすべて虫歯菌や歯周病菌などの「細菌」の仕業であります。この細菌の塊である歯垢や歯石が残ったまま、皆様を苦しめている問題点の治療に入っても、同じ問題が次から次へと起こってくるのです。「穴があるから削って詰める」、「腫れたから切って膿を出す」という行為で長期的に歯を残すことができるのでしょうか?
日本では毎年2兆5千億円もの歯科医療費が費やされていますが、この30年の経過をみると、日本人のお口の健康状態(虫歯の本数や残っている歯の数など)は、たいして改善しておりません。
これだけのお金が使われても改善されないとなると「根本的になにかが違うのでは」と考えざるを得ないでしょう。すなわち、発生した問題に表面的に対処していてもその場しのぎにしかならないということです。
問題をなるべく起こさないようお口の中の環境整備を行うことで、初めて「治療が長持ちする」、「歯のことを気にせず会話や食事を楽しむ」という結果が得られると考えております。歯科衛生士が行う歯石取りやブラッシングアドバイスはお口の健康を保つための基礎となるものです。ぜひとも「根本的な問題解決」のため御協力ください。
立石ファミリー歯科では患者様の要望と、それぞれの症状に的確に対処するための、診療システムが確立しております。初診から終診、そしてメンテナンスまで、なるべく患者様の要望に添って不安な気持ちを抱く事なく、安心して治療に専念して頂けるよう配慮しております。
治療後のお口を最善の状態を維持していくために、定期的なメンテナンスは非常に重要です。歯周ポケット内の細菌は、歯石等を除去しても、時間が経つとまた増えてしまいます。定期的なメンテナンスで、細菌の後戻りを遅くすることが虫歯・歯周病の抑止になります。
治療御希望の患者様の流れ
希望される治療の内容、その他の御希望をお伺いします。
虫歯や欠損(歯が無い部分)、歯周病、咬み合わせなどを総合的に検査します。
検査結果を基に複数の治療プランを御提案し患者様の御希望との擦り合わせを行います。
治療内容や範囲、期間、費用などを御検討いただき必要に応じてセカンドオピニオンをお取りください。
当院の成人治療(クリーニング、歯石除去などは除く)は基本的に自由診療をベースとしております。
保険治療を御希望の患者様は遠慮なく最初にお申し付けください。保険の範囲内での治療提案をさせて頂きます。
決定した治療計画を最短距離で質を落とさないよう順次遂行します。
一連の治療完了後、定期的なメンテナンスで管理していきます。
検診およびクリーニング、メンテナンスを御希望の患者様の流れ
希望される検診内容、クリーニング内容などをお伺いします。
レントゲンなども含めて全体をチェックし御希望に応じてクリーニングを行います。
緊急に必要な治療がなければ終了し定期的なメンテナンスへ移行します(年2~3回)
問題が見つかれば必要に応じて御相談となります。
矯正治療を御希望の患者様の流れ
初回の相談にて「何を治したいのか」を中心に御希望をお伺いします。(院長担当)
歯列矯正用の精密検査を行います。(セファログラムX線検査なども全て院内で行えます)
検査結果を分析し費用や期間、方法などを御提案します。
御検討いただき内容にご了承いただいてから治療開始となります。
当院にはセカンドオピニオンを求めて来院される患者様も多く、そのほとんどが「抜歯と言われた」「症状が良くならない」「この方針で合っているのか」などの不信感による転院が多くを占めています。
本来のセカンドオピニオン とは、
主治医の診断結果や治療方針について、主治医以外の医師から意見を聞くこと
であり、あくまでも主治医の診断・治療を客観的に見て適切なのか、他の方法は無いかなどを確認する事を目的としています。
しかし、現実的にはセカンドオピニオンというよりも主治医に対する不信感からくる単なる転院であることがほとんどであり、しかも治療に対しての疑問を、解決するための時間が不十分であるが故に、患者様自身が自分の判断でどんどん誤った方向に走り出し、さらに混乱し不安だけが増加していく流れが非常に多いように感じます。
インターネットの普及に伴って自身の受けた治療や診断について手軽に調べられるようになり、それは治療への理解を深める意味でとても良い事ですが混乱を招く要因にもなっています。
問題は以下の2点に集約できると考えます。
客観的な判断の難しさ
患者様が現在の状態(どの程度悪いのか)を客観的に判断することは難しいこと。自覚症状と問題の大きさは、必ずしも一致しない事が多いのです。
根拠を伴わない不信感や不安感
インターネットの情報を御自身の現状に適した形で利用するのは現実的に難しく、表面的な症状のみでの思い込み等により過度な不信感や期待感を持ってしまうこと。
また、実は相談を受けた歯科医師側にも問題のあるケースも多く、前医との関係性や術前の状況などを正確に把握しないまま「不適切な治療」などと安易に説明する事で、患者様の不安や元の担当医への不信感を増大させてしまっているケースも散見します。
セカンドオピニオンを受けたい患者様においては、まず担当医とよく話し合い、なぜその治療方針なのかの理由をしっかりと明確にすることをお勧めします。理由もなく抜歯したり、手抜き治療を行う歯科医師はほとんどいないですし、症状の改善が見られないまま放置していてOKと考える歯科医師もいません。「抜くしかないです」などの言葉は、担当医が現状やそれまでのプロセスを総合的に判断した上で出した単なる結果であり、その理由まで説明するかどうかは歯科医師により差があります。
担当医の言葉尻のみを捉えるのではなくその真意や理由は何なのか御自身の希望と医学的な判断の両面を考えた上で治療方法を決定することが望ましいですね。
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