虫歯について2ー虫歯予防のポイント!


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今回は、前回に引き続き虫歯菌の感染および具体策について、小児歯科の観点から書きたいと思います。

虫歯菌は大人の口から子供へ感染します

これまでには、離乳食の際に母親が口の中でつぶしたものを子供に食べさせることで、虫歯菌を子供にうつしてしまう時代もありました。近年は予防意識の高まりや母親教室などでの啓蒙活動により、そのようなことも少なくなってきましたが、それでも感染の経路は開かれています。

具体的には「大人が使った箸で子供に食事を与える」、または「大人の皿から子供に食事を与える」などです。このようなことから、虫歯菌が子供の口へ入ってしまうケースが多いようです。「感染の窓」の期間(生後19か月から31か月)にできるだけ虫歯菌の感染を予防するならば、まず食事の時に大人と子供の使う皿や箸を分けるほうがよいでしょう。また大人が使った箸で子供に食事を与えたり、大人の皿に入った食べ物を子供に与えるのも控えたほうがよいです。

これらを実践するためには周囲の理解が必要です。ともに食事をする機会の多い祖父母や親せきなどには特に必要でしょう。そのような理解を得られないまま無理に強行し、結果として家族間の軋轢を生むケースもみられます。もし家族の協力が得られない場合は、他の方法で虫歯予防に取り組みましょう。特に重要なのが正しい歯磨きの習慣を身につけさせることです。

虫歯予防の基本は歯磨きです。虫歯のできやすくなる3歳までに、毎食後歯磨きをする習慣を身につけさせます。小さな子供だけでは十分に汚れは落とせないため、毎回必ず大人の方が仕上げ磨きをしてあげてください。

また、3歳ごろに虫歯になる子供の多くは食生活に問題
があります。具体的には食べたい時に食べたいものを好きなだけ食べるような生活です。子供の虫歯の原因のほとんどがこの「ダラダラ食べ」です。もし心当たりがあるのであれば、このような食生活は今すぐに見直すべきでしょう。正しい知識を家族で共有し、子供を虫歯から守ることの大切さを理解してもらいましょう。